認定介護福祉士について CERTIFICATION
認定介護福祉士の役割と実践力
認定介護福祉士の役割と実践力
利用者ニーズの多様化や高度化に対応する質の高い介護実践、介護職の指導・教育、医療職等との連携強化など、幅広い役割を担う介護福祉士が求められてきています。これからは、利用者の増加に伴い、介護職としての能力や知識に幅のあるメンバーをチームリーダーとしてとりまとめ、サービスの質の向上のために人材育成に取り組むことが重要になってきます。さらに、地域包括ケアの推進には、利用者に寄り添う専門職として、より広い視野をもった介護福祉士が必要になってきます。
介護福祉士は、資質向上の責務が課せられていることからも、今後はさらに介護福祉士のキャリアパスが重要になっていきます。認定介護福祉士は、継続的な教育機会を提供し、資質を高め、社会的な要請に応えていくことを目的につくられた、介護福祉士のキャリアアップのための仕組みです。
- 生活を支える専門職としての介護福祉士の資質を高め、介護サービスの高度化に対する社会的な要請に応える。
①利用者のQOLの向上
②介護と医療の連携強化と適切な役割分担の促進
③地域包括ケアの推進 など - 介護の根拠を言語化して他職種に説明し共有したり、他職種からの情報や助言の内容を適切に介護職チーム内で共有することで、他職種との連携内容をより適切に介護サービスに反映することに寄与する。
- 介護福祉士の資格取得後の継続的かつ広がりを持った現任研修の受講の促進と資質の向上を図る。つまり、介護福祉士資格取得後も介護業界で努力し続け、継続的に自己研鑽する拠り所となる。
- 介護福祉士の資格取得後のキャリアパスの形成
認定介護福祉士の効果
認定介護福祉士は、自宅であっても、施設であってもその人が社会生活を営む“人”であることを理解し、その人の人格を尊重した、また、QOLを大切にした生活支援・自立支援を自ら実践するとともに、管理する介護職チームに浸透させ、関連する専門職、地域と連携・協働し、その人らしく生きられるようにQOLの向上を図るため、利用者、事業所、地域にさまざまな効果をもたらします。
認定介護福祉士とは
認定介護福祉士とは、居住・施設系サービスを問わず、多様な利用者・生活環境、サービス提供形態等に対応して、より質の高い介護実践や介護サービスマネジメント、介護と医療の連携強化、地域包括ケア等に対応するための考え方や知識、技術等を認定介護福祉士養成研修で修得した介護福祉士のことです。
認定介護福祉士の役割
これまでの経験と修得した幅広い知識等を活用し、利用者、職場、他専門職、地域など、幅広く『かかわる』『支援する』使命を担っています。
事業所や施設の介護サービスマネージャーとして…
どのような利用者に対しても最善の個別ケアを提供するとともに、介護職によるサービス提供チームに対する教育、指導、介護サービスマネジメントを行い、サービスの質を向上させます。
介護サービス提供における連携の中核を担う立場として…
介護サービス提供において多職種(医療職、リハビリテーション職等)との連携、協働を強化します。
地域における介護力向上のための助言・支援者として…
家族介護者への支援のほかに、地域の施設・事業所、ボランティア、介護福祉士等の介護力を引き出し、利用者が暮らす『地域』の介護力の向上を図ります。
認定介護福祉士の活躍の場(例)
認定介護福祉士養成研修の目的
認定介護福祉士としての役割や使命を果たすために必要な知識・技術を獲得し、実践力を身につけた介護福祉士を養成する。
認定介護福祉士養成研修で獲得する総合的な力量
居宅・居住(施設)系サービスを問わず、多様な利用者・生活環境、サービス提供形態等に対応して、 下記を実践でき、介護サービスマネジメントを行い、地域包括ケアに対応できる。