介護福祉士会について ABOUT US
求められる介護福祉士像
求められる介護福祉士については、平成19年度に整理されたものがありましたが、社会状況や人々の意識の移り変わり、制度改正等の状況を踏まえ、平成29年10月に見直されました。
この見直しでは、それまで求められてきた役割に加え、今後、より介護福祉士に求められる役割として、次のような役割があるとして整理されたものです。
- 現場のケアの提供者の中で、チームリーダーのもと専門職として中核的な役割を果たすことが求められるとともに、認知症高齢者の増加や高齢単身世帯の増加、世帯構成の変化、地域移行の推進による地域で暮らす障害者の増加などに伴う生活支援も含めた介護ニーズの複雑化・多様化・高度化への対応
- 本人のエンパワメントを意識した支援や家族の介護負担の軽減に資する助言
- 介護予防の観点から、利用者が元気で居続けられるような支援
- 医師、看護師、リハ職などの多職種と協働したケアのさらなる実践
平成19年度
- 尊厳を支えるケアの実践
- 現場で必要とされる実践的能力
- 自立支援を重視し、これからの介護ニーズ、政策にも対応できる
- 施設・地域(在宅)を通じた汎用性ある能力
- 心理的・社会的支援の重視
- 予防からリハビリテーション、看取りまで、利用者の状態の変化に対応できる
- 多職種協働によるチームケア
- 一人でも基本的な対応ができる
- 「個別ケア」の実践
- 利用者・家族、チームに対するコミュニケーション能力や的確な記録・記述カ
- 関連領域の基本的な理解
- 高い倫理性の保持
社会状況や人々の意識の移り変わり、制度改正等
現在
- 尊厳と自立を支えるケアを実践する
- 専門職として自律的に介護過程の展開ができる
- 身体的な支援だけでなく、心理的・社会的支援も展開できる
- 介護ニーズの複雑化・多様化・高度化に対応し、本人や家族等のエンパワメントを重視した支援ができる
- QOL(生活の質)の維持・向上の視点を持って、介護予防からリハビリテーション、看取りまで、対象者の状態の変化に対応できる
- 地域の中で、施設・在宅にかかわらず、本人が望む生活を支えることができる
- 関連領域の基本的なことを理解し、多職種協働によるチームケアを実践する
- 本人や家族、チームに対するコミュニケーションや、的確な記録・記述ができる
- 制度を理解しつつ、地域や社会のニーズに対応できる
- 介護職の中で中核的な役割を担う
高い倫理性の保持
求められる介護福祉士については、平成19年度に整理されたものがありましたが、社会状況や人々の意識の移り変わり、制度改正等の状況を踏まえ、平成29年10月に見直されました。
この見直しでは、それまで求められてきた役割に加え、今後、より介護福祉士に求められる役割として、次のような役割があるとして整理されたものです。
- チームマネジメント能力を養うための教育内容の拡充
- 対象者の生活を地域で支えるための実践力の向上
- 介護過程の実践力の向上
- 認知症ケアの実践力の向上
- 介護と医療の連携を踏まえた実践力の向上