介護福祉士会について ABOUT US

介護福祉士の専門性

日本介護福祉士会では、介護福祉士の専門性を「利用者の生活をより良い方向へ変化させるために、根拠に基づいた介護の実践と共に、環境を整備することができること」と定義し、以下の3項目で整理しています。

1

介護過程の展開による根拠に基づいた介護実践

利用者の自立に向けた介護過程を展開し、根拠に基づいた質の高い介護を実践する。

2

指導・育成

自ら介護等に関する知識及び技能の向上に努めるだけでなく、自立支援に向けた介護技術等、具体的な指導・助言を行う。

3

環境の整備、多職種連携

利用者の心身その他の状況に応じて、福祉サービス等が総合的かつ適切に提供されるよう、物的・人的・制度的等、様々な環境整備を行うとともに、福祉サービス関係者等との連携を保たなければならない。

※平成26年度に、都道府県介護福祉士会からの意見をもとに、研修委員会において整理したもの

また、この3項目を、相互に関連させて循環させることができるところに、介護福祉士の専門性があると考えています。

介護福祉士であれば獲得している

介護福祉士であれば獲得している図

介護職であれば獲得している

介護実践

  • 介護を行うために必要な知識や技術の習得
  • 生活の自立性の拡大を図る
  • 予防的な対処を優先する
  • 利用者に生きる喜びと意義を見出せるようにする
  • 利用者と社会との接触を保つ
  • 綿密な観察により異常を早期発見

介護実践に関連する業務

  • 利用者の情報収集
  • 記録、申し送り等

介護職の守るべき倫理

  • 尊厳を守る
  • 個々の生活習慣・文化や価値観の尊重
  • 自己決定を尊重する
  • 利用者に害となることはせず、安全を守る
  • プライバシーを保護する
  • 利用者等に対しての節度ある態度やマナー
  • 職員等との協調や協働
※厚生労働省の社会保障審議会で整理された介護福祉士の役割や介護福祉士像等がありますが、これらは、日本介護福祉士会が整理した考え方と同様の考え方にあると考えています。