施設入所者の死亡事件について(声明)
介護福祉士の有資格者による暴力により、施設利用者が死亡するという痛ましい事件が報道されています。
亡くなられた利用者のご冥福を心よりお祈りするとともに、ご遺族の皆さまに哀悼の意を表します。
利用者の尊厳・生命などを護るはずの介護福祉士が、このような事件を起こしたことについて、誠に遺憾であり、残念でなりません。
私たち介護福祉士は、暮らし・人生を支援することに責任を持つ専門職です。法令においても、自律的に、自らの倫理の向上、ケアの質の向上等に努めることが課されています。今回のような事件は、国民の暮らしに対する不安を増長させるとともに、介護福祉士に対する国民からの信頼を裏切る行為であります。
介護福祉士の職能団体としては、法令・倫理の順守をあらためて広く呼びかけるとともに、介護福祉士が自律的に研鑽努力する機会を確保し、国民が安心して質の高い介護福祉サービスを受けることが出来る社会を目指すことをここにお約束します。
令和4年12月11日
公益社団法人日本介護福祉士会
会長 及川 ゆりこ