令和6年 年頭所感
令和6年度は、かねてより検討が進められております介護報酬改定の年です。
昨年、介護職員の処遇改善加算に係る職場環境等要件のなかに、日本介護福祉士会が定める生涯研修体系に位置づく介護福祉士ファーストステップ研修が明記されました。これからも、国民の福祉の向上を目指し、職能団体として、介護現場で働く方々のための研修を提供するなど、質の高い介護サービスの提供を推進してまいります。
一方で、2025年・2040年問題が叫ばれる中、喫緊の課題となっている介護人材不足に関連し、生産性向上(業務改善)や外国人介護人材の在り方など、引き続き向き合うべき課題も多く存在します。日本介護福祉士会では昨年より、課題解決の一つとして介護現場の業務改善をリードできる人材を育成する「デジタル・テクノロジー基本研修」をモデル的に実施しております。介護現場の生産性を向上させる取り組みとして推奨される研修です。ぜひご活用ください。
当会は、今年創立30周年となる節目を迎えます。介護福祉士を目指す方々への支援や、介護現場の方々への支援等、職能団体としての取り組み強化を図り、一層邁進する所存です。
令和6年1月1日
公益社団法人日本介護福祉士会
会長 及川 ゆりこ