令和6年5月30日。及川会長が第3回認知症施策推進関係者会議に出席しました
今回の会議では、認知症施策推進基本計画の作成のポイント等について意見交換がおこなわれました。
及川会長は、基本計画の作成のポイントについて、これまでの意見のなかで「全ての地域住民に、わかりやすく、自分ごととして理解してもらうことが重要」と記載されていることを踏まえ、介護現場において、ご本人ご家族を含め、国民全体の認知症の理解はまだまだ乏しく、偏見や先人観から、これまでの関係性が壊れてしまうことや、認知症のご本人やご家族が著しく傷ついてしまう場面を多く体験してきた。基本計画の中では具体的に書かれることになると思うが、「基本計画の案の作成に当たってのポイント」にこのことを明文化いただきたい旨。発言しました。
また、基本的施策について、「認知症の人に関する国民の理解の増進等」については、
- 「学校教育」「社会教育」の項目があり、認知症サポーターの養成の更なる普及が必要であること
- 教育現場や職場、各団体、組合等に認知症サポーターを養成するキャラバンメイトを配置することを評価する策を検討すべきであること
- 学校教育の場の中でも、例えば中学生・高校生に、キャラバンメイトになっていただく道筋を作っていただきたいこと
等について発言しました。
さらに、「保健医療サービス及び福祉サービスの提供体制の整備等」の人材の資質向上については、介護保険制度で加算を付けるなどして推進が図られている認知症の研修のほか、私ども介護福祉士会でも全国で各種の研修を行っている。しかし、人材不足のなか、多忙な介護職員がなかなか受講できないという状況が続いており、これらの研修のほか、各職場における事例検討会の開催についても、受講等の後押しをお願いしたい旨。等について発言しました。