新型コロナウイルスの第7波による感染再拡大について(声明)
急激な感染拡大に伴う極めて厳しい業務環境やシフトの中においても、重症化リスクが高い介護を必要とする皆さまの「生活の継続」「安心と安全」「命と健康」を護るために、日夜現場で奮闘している全国の介護福祉士をはじめとする介護・福祉従事者の皆さまに心からの感謝と敬意を表します。
今般、高齢者施設・障害者施設等の介護従事者も新型コロナウイルスワクチンの4回目の接種対象者として示されたところではありますが、一方で現下の第7波の感染急拡大により、介護・福祉現場におけるクラスターが全国で頻発しています。
施設や在宅の現場においては、「持ち込まない・拡げない・持ち出さない」を基本とするスタンダードプリコーションを、一層徹底する必要があります。しかし、この感染拡大状況が続けば、それぞれの現場において、感染対策用に備蓄している個人用防護具(PPE)をはじめとした衛生用品なども、枯渇してしまう恐れがあります。
政府・関係機関におかれましては、全ての介護・福祉従事者に対し、個人用防護具(PPE)をはじめとした衛生用品や、抗原検査キット及びPCR検査キット等について、安定的且つ速やかに確保できる供給体制の構築を望みます。
全国で奮闘する介護・福祉従事者の皆さま、介護を必要とする方々の「生活の継続」「安心と安全」「命と健康」を護り抜くために、共に頑張りましょう。
令和4年8月2日
公益社団法人日本介護福祉士会
会長 及川 ゆりこ