令和7年2月20日。及川会長が第117回社会保障審議会介護保険部会に出席しました
今回の介護保険部会では、1.地域包括ケアシステムの推進、相談支援、認知症施策の推進について、2.その他、の議論がおこなわれました。
及川会長は、認知症の高齢者や独居高齢世帯が増加するなか、地域社会において、介護にまつわる不安や悩みを抱えている方は多い。その不安や悩みの一番そばにいて、本音を引き出すことができているのが訪問介護員等の介護従事者であり、その中でも、個別のニーズを地域課題として捉えることができている介護福祉士の存在は極めて重要であると考えている。他方で、地域の民生委員の方を対象として、認知症高齢者とのコミュニケーションの取り方や家庭内での簡単な介護技術などをお伝えする学習会も開催されていると承知している。これは、地域で生活されている住民を支援するためには、介護福祉の専門性が欠かせないことの証であると考えている。日本介護福祉士会としては、このような高い介護実践力を備え、地域でも活躍できる認定介護福祉士の育成をおこなっている。他方で、介護職をリタイヤした介護福祉の専門性がある介護福祉士も少なからず地域にはおられると考えている。と発言したうえで、地域包括ケアシステムを進化させるにあたっては、介護福祉に着眼した機能を活用すべきれあり、このような人材に地域住民の相談に応える役割を持たせることを検討いただきたい旨。要請しました。
また、ケアマネのシャドーワークに言及がされている。ご指摘通りであるが、皆様ご存じのとおり、訪問介護の現場にもシャドーワークがあるのも事実である。ただ、生活の継続に必要不可欠なシャドーワークもあり、その対応を通しての個別ニーズのアセスメントにも繋がっている側面があることも事実である。このような実態を踏まえながら、介護職の業務の在り方についても検討をしていくことが必要と考えている旨。等について発言しました。