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「介護福祉士試験見直しへ 外国人材らの受験機会拡大」記事について(声明)

令和5年11月4日。一部メディアに「厚生労働省は、介護現場での人材不足が深刻化する中、介護福祉士の国家試験制度を見直す検討に入った。特定技能の外国人材ら、働きながら資格取得を目指す人の受験機会の拡大に向け、合否判定の仕組みの変更などを視野に入れている。」とする記事が掲載されました。

特定技能等の外国人材に限らず、働きながら資格取得を目指す人の、あくまで受験機会の拡大を図るための検討という趣旨であれば否定するものではございません。

ただし、介護人材の安定的な確保のためには、受験機会の拡大が国家資格に対する評価を下げることにつながらないよう、細心の注意が必要です。

本検討を進めるにあたっては、並行して資格取得方法の一元化など、本来国家資格の質や価値を担保するための課題に取り組むべきと考えます。

日本介護福祉士会としては、引き続き、国際介護人材も含め、介護福祉士の資格取得を目指す方々への支援を強化して参ります。

 令和5年11月9日

公益社団法人日本介護福祉士会
会長 及川 ゆりこ
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